きらきらナース、地域で喜ばれる訪問看護師になりたい

社会人経験を経て、2015年4月から新卒訪問看護師としてデビューしました!スタッフに支えて貰いたいながら3年目を奮闘中!

「外部研修・内部研修で熱く学ぶ」

7月7日・8日と戸山サンライズで重症心身障害児在宅療育支援事業の「訪問看護師等育成研修 基礎編」で学ばせて頂きました。

2日目の最後の講義では、くれよん所長の吉澤が150名の訪問看護ステーションの看護師や保健師の前で「重症児の育ちを支援する」というテーマで、実際に16年間関わった小児の成長をスライドで見ながら講義を受けました。

17年間の訪問看護の経験から発する所長の本音や思いは聴いている人の心を掴みました。

 

講義の後に行われたグループワークでは、ステーション看護師の多くは重症児の訪問をしたことがなく、「分からないから怖い」「どうやって触れたらいいのか分からない」等の意見が聞かれました。

東京都には東部・西部訪問看護事業部があり、都内の多くの重症児とその家族をサポートしています。訪問看護事業部の訪問にステーション看護師が同行訪問して学ぶことが出来ると教えてくれました。

 

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先日は訪問看護ステーションくれよん2階にて、くれよんリハビリ勉強会を行いました。

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くれよんの作業療法士の佐野が「0歳の運動発達 臨床編 障害を持った子どもの関わり」について講義を行い、私たちスタッフは学びを深めました。

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講師である作業療法士の佐野が開口一番にこう話しました。

 

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 「子どもは大人になるために子ども時代を過ごしているのではない」

今出来ることをやらせてあげる。

必要なことを助けてあげる。

これが、ゆくゆく児の次の運動機能に結びついて行く。

 

 自分で動くことが出来ず、背臥位で過ごすことが多い重症児に、私たちはどうやって児に触れて、児の身体や成長の可能性を拡大できるかを問いながら関わる必要があると講義を受けて思いました。

 

今日の一番の学び・気付きは、SET BACKです。

それは、コンタクト(触れながら)を保ったまま、療法士(看護師)は中枢の力を抜く。(自分の肩の力を一度抜く)

これをペアで体感したときに、SET BACKをするとしないとでは大きな違いがありました。

次に、体重移動の前に、支持面を作る(向かっていく方向に受けを作る)ことが、児にどれほどの尾安心感をもたらすかを気付かせて貰いました。

また、児の重心を移動させないで、体重支持面をつくるというやり方も教えて貰い、このことで児の中心が大きくぶれずに身体を移動することが出来ることを知りました。

今日はまさに、重症児の触れ方から、適正介入のタイミング、その方法を学ぶことが出来ました。

 

訪問看護ステーションくれよん設立から12年間ずっと重症児の発達を支援して来た作業療法士の佐野が講義で持参した著書たち。

 

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ステーションで回し読みします。

 
   

私たちくれよんスタッフは、こうして外部の研修に参加するだけでなく、セラピストと看護師がお互いに学び合っています。

良かったら、外部の訪問看護ステーションやセラピストの方々も是非参加したい!という方々はどうぞ!