眩しくて愛おしいひととき
くれよんに4月5月と新しいスタッフが入職しました。ステーション内に新しい風が吹くことで、自分はいかに未熟かを知ることが出来、とても新鮮な気持ちになります。
先日、所長と入院しているお子さんのお見舞いに同行させていただく機会がありました。
病室へ出向き、所長がお子さんに声をかけると、ふわぁ~っと明るい表情を見せてくれました。
児の瞳の中はきらきらと輝いて、本当に嬉しそうな表情でした。
所長は頬をスリスリとする勢いで、まるで自分の子どものように全身で愛情をお子さんに伝えていました。なんだか眩しい光景でした。
「あの、すみません。吸引をしてもらっていいですか?」所長が病棟看護師に声をかけました。
沢山吸引をしてもらいすっきりとした児は、ほぉ~っと安心した様子でした。
所長はバックから絵本を取り出し、児に語りかけるように読み聞かせをしていました。
大きすぎるベッドの上でちょこんと横たわる児は、所長の優しくてひょうきんな読み聞かせを一生懸命聞いていました。
私はいつもスタッフを見て学んでいます。看護師としてだけではなく、人として全身全霊で子どもたちに関わる仲間の姿に心を打たれています。
こんな些細な訪問看護の現場が、眩しくて愛おしいです。